結露抑制効果比較実験の様子

コート剤未塗布の素ガラスコップ(左側 A)COOLDAN GX を塗布したコップ(右側B)に氷を入れて、同一条件下で結露の起きる様子と水滴の垂れる時間を比較実験してみました。(A)の場合 約45分頃から水滴が垂れ初め、コップ(B)では90分過ぎあたりから結露が段々大きく成長するも109分を過ぎた頃からようやく水滴が垂れ始めたのが確認できました。

動画撮影時間は約134分間。タイムラブス(30倍速)で撮影しましたので、一部始終を4分30秒でご覧いただけます。

開口部からの熱の流出入

太陽光線のエネルギー比率は、可視光線45%、近赤外線(熱線) 50%、紫外線5%です。

これらの内、長波長領域の近赤外線(熱線)は、熱エネルギーとして暑さを感じる領域の光であり、室内や車内の温度上昇の原因となるものです。

短波長領域の紫外線は、日焼け・しみ・そばかす・発がん・視力障害(白内障)など、人体への悪影響があり、物品の機械的強度の低下・色あせ等の外観の劣化、食品の劣化、印刷物の色調の低下等をひき起こすものです。

これらの不要な近赤外線(熱線)や有害な紫外線を遮蔽する塗布液を基材上に塗布し透明な遮蔽膜を形成すれば、透明性を損なわずに太陽エネルギーを55 %遮蔽することができます。

クールダンGX は上記の様な遮断性能を持った塗布剤で、窓ガラス面に塗布するだけで透過率を75〜80%を確保しながら近赤外線(熱線)を60%以上、紫外線をほぼ100%カットするため、室内温度上昇を抑制し、冷房負荷を軽減します(下図参照)。


クールダンGX の太陽光線吸収特性

クールダンGX の特徴


クールダンGX は結露を抑制し、建物の劣化を防ぎます。

クールダン(屋根・外壁塗料)との併用で、断熱効果を促進します。


クールダンGX の特性

熱線・紫外線遮蔽ガラスコート剤は、従来使用されてきた熱線反射ガラスおよび断熱フィルムの問題点を解決したもので、熱線30~99、紫外線を70~99%カット出来る各種製品が上市されていますが、これらの製品の多くはシロキサン等の造膜ポリマー樹脂に、紫外線・熱線遮蔽添加剤を溶剤・分散剤を用いて分散させたものです。

しかしながら、一般的にポリマー樹脂は紫外線により発生するラジカル活性酸素等により、長期使用期間中に遮蔽成分が抜け落ちる(ブリードアウト)、などの劣化が生じ、効果が低減します。

その上、塗りムラが発生しやすく、施工は訓練を受けた専門指定業者に限定されるため、多額の加盟金と研修費が必要なため普及しませんでした。

そこで……

最先端ナノテクノロジーを駆使し開発したのが、上記の特性と効果を持った熱線・紫外線遮蔽コーティング剤です。

塗布後常温で硬化し、基材界面と反応してナノからミクロン単位のシリカ積層膜を形成します。レベリング性が高く、現場施工に優れます。膜質は鉛筆硬度6H以上の高硬度でありながら、デュポン式落下試験の最高度の衝撃に耐える割れにくい高密度性を有します。



クールダンGX と各種遮熱断熱フィルムとの性能比較