週刊文春記事(2018.7.12号)「今年は暑いぞ—熱中症を防ぐ家」
週刊文春の記事と日本テレビ番組「スッキリ」の話題をご紹介します。
病院の診察待ちで何気なく手に取った週刊誌の記事を見つけました。子供の頃、外で遊ぶときには日射病になるから帽子をかぶるようにと言われていたものですが、熱中症は屋内で起きる事例が多いようです。ところで、日射病・熱中症・熱射病の違いは?
室内設定温度を28℃から25℃に下げたことにより、作業効率が上がり,残業代が14%減った。冷房費用は上がったが、人件費の下げにつながったという市役所の話題がテレビで紹介されました。
温暖化対策として、国内では冷房費を削減するために温度を高めに設定することが啓蒙普及されていますが,ここではそんなことはお構いなく歓迎されているようです。何といっても、仕事効率化のためには温暖化阻止よりも快適環境が優先されるという事例ですね。
日本テレビ番組「スッキリ」(2019.10.9)「エアコン下げて人件費4千万円減」
「姫路の種」さんのホームページより転載
https://budou-chan.jp/topic-sukkiri-himejisiyakusyo/
【コメント】
「光熱費は7万円上がったが,人件費は約4000万円下がった」
「庁舎が暑くて働きにくいのでは?と感じ、25℃設定にしたそうですが、情報源の新聞の切り抜き(左)によると、残業が14%減り、職員の8割以上が「効率が上がった」と感じているそうです。来年以降も実施予定、との事。
そのことが、今日のスッキリでも取り上げられたそうです。」
(新聞切り抜き写真はmakio.kikiさんの写真を転載)
週刊文春記事(2018.7.12号)「今年は暑いぞ—熱中症を防ぐ家」
最近では日射病という名前はあまり聞かなくなりました。その代わり、現在では熱中症の話題が高まるようになりました。しかもその熱中病は屋外ではなく、お家の中で起きる事例が多いようです。そこで日射病と熱中症の違いが気になりましたので調べてみました。
西東京市のHPにその解説を見つけたので、下記に引用させていただきました。
("https://www.city.nishitokyo.lg.jp/kosodate/chiikikosodate_center/012_qanda/nextutixyuusyounextu.html" )
Q:熱中症・日射病・熱射病の違いについて教えてください
高温の場所でおこる、熱による障害を総称して熱中症といいます。暑さで体温のコントロールができなくなり、熱が体内にこもってしまった状態です。強い直射日光での場合は日射病、閉め切った部屋や車の中など、高温でおこれば熱射病といいます。子どもは体が小さいわりに水分の出入りが大きく、そのうえ腎機能が未熟なために脱水症状をおこしやすいのです。
➡日射病、熱射病も熱中症という障害に一括りにされているようですね。
Q:熱中症を予防するには、どうしたらよいでしょうか
A:熱中症を予防するには、まず水分補給をすることです。また、炎天下や高温の部屋の中などに長い時間いないようにすることも大切です。たくさんの量を1回に飲むのではなく、適量を回数多く飲ませましょう。汗を多くかくときは、水やお茶だけでなくスポーツ飲料やイオン飲料も合わせて飲ませましょう。
➡特に二階など高温の部屋に長時間いないことも大切ですね。遮熱・断熱塗料は室温を3,4℃は確実に下げてくれますので、体感温度は確実に下がります。そしてこまめな水分補給。週刊誌の記事のように、コンクリート造の場合、夜まで熱が屋根・壁にこもるので要注意。
Q:熱中症を疑ったら、どうしたらよいでしょうか
A:すぐに、涼しい場所に寝かせ、衣服をゆるめ、体温が下がるようにします。体温が下がり、意識があれば冷たい飲み物を飲ませましょう。
体温の下げ方
A:近くに冷房の効いた部屋があれば、そこに移動します。
額、首、わきの下、ももの付け根などを冷たい水でぬらしたタオルで冷やします。
タオルなどがなければ、洋服をぬらして体を冷やします。扇風機やうちわなどで風を送ります。
➡初めて熱中症なるものを体験したときに、なかなか体温が下がらず、冷蔵庫からビール缶を取り出し,脇の下と太もものつけ根のそけい部に当てたところ、即効性があり助かりました。頸に当てると動脈が冷えて体温を下げることにつながるとも聞きました。
飲み物の飲ませ方
A:冷たい飲み物を少しずつ、欲しがるだけ飲ませましょう。
吐き気があるかどうかにも注意し、吐き気が強いときは無理に飲ませず医療機関を受診しましょう。
体温が下がらず、意識が薄れてきたときは要注意です。とくに「体温が40度をこえている」「意識障害がある」「けいれんをおこしている」場合は、急いで救急車を呼びましょう。
脱水症状のチェックポイント
肌がカサカサして、ハリがなくなる。
目がくぼんでいる。
脈が速くなる。
乳児の場合、大泉門がひっこむ。
尿量が少なくなる。
以上のような兆候がみられたら、すぐに医療機関を受診しましょう。
(以上、引用。➡部は当サイト管理者のコメントです)
著作者:株式会社PJT 更新日 2024年8月9日